江戸川病院スポーツ医学科(東京都江戸川区)|かつしか江戸川病院スポーツ医学科(東京都葛飾区)|メディカルプラザ市川駅スポーツ医学科(千葉県市川市)

病態

 手首を多く使うスポーツ愛好家や最近ではパソコンを良く使用する職業の方に多くみられる症状です。特にテニス愛好家に生じやすいためテニス肘と呼ばれていますが、肘の外側に痛みをともなう症状の総称として用いられることも多いです。

 はっきりとした原因はわかっていませんが好発年齢が30歳以上であることと炎症所見が少ないことから肘の腱(橈側手根伸筋腱:とうそくしゅこんしんきんけん)が年齢と共に痛みそこに多くのストレスがかかることで生じると言われています。この橈側手根伸筋は手首を持ち上げる(伸ばす)働きをします(図1参照)。そのためものをつかんで持ち上げるときや図2のようにキーボードをタイピングするときなどに肘の外側から前腕にかけての痛みが出現します。一般的に安静時の痛みは少ないと言われています。

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図1   図2

 
 
 テニス動作では特にバックハンドストロークでストレスが多くかかりますが、ラケットを強く握ること自体上記の筋肉・腱にストレスをかけるといわれています。特に初心者はラケットの中心であるスウィートスポットでボールを捉える確率が低いため、無駄な力を持続的に使う傾向にあります。そのため、テニス肘の発生しやすい状態になってしまいます。
 
 

治療

 急性期には炎症管理(炎症が強い場合には注射)・安静・装具・テーピングなどで対応することが多く、それ以降は手首のストレッチ、前腕の筋力強化、動作改善(グリップの握り方、体幹、股関節の柔軟性向上等)、などの運動療法、また必要に応じて装具療法や手術療法を検討します。