江戸川病院スポーツ整形外科|東京都江戸川区・葛飾区・千葉県市川市|膝・肘・肩の痛みなどご相談ください。|スポーツ整形外科ブログ

概要

 離断性骨軟骨炎とは、軟骨やその下にある骨の傷害がおこりはがれる病気です。肘の離断性骨軟骨炎は、外側の野球肘とも言われ投球によるストレスが主な原因と考えられております。

 初期には症状が軽いことがあり、練習を続けていると知らない間に症状が進行してしまう事があります。症状が進行すると痛み以外にも、肘の曲げ伸ばしがスムーズにいかなくなったり、剥がれた軟骨(関節ネズミ)が骨の間に挟まり肘が動かなくなったりもします。
 
 

診断

 関節の動きなどを確認し、レントゲンを撮影します(図1)。レントゲンでは発症初期に異常を認めないこともあるためエコーを用いた検査も行います(図2)。進行している場合には、手術の必要性を評価するためMRI検査やCT検査を必要に応じて行います。
 
 

治療

 発症初期であれば保存的治療が有用です。少し進行している場合も、まずは保存的治療を数ヶ月行い、経過を観察します。進行している場合や保存的治療がうまくいかない場合には手術が必要となります。

 我が国では、施設や執刀医により様々な手術の方法が選択されておりますが、その選択に関しては議論の分かれるところです。

 当院では、年齢(骨年齢)、病巣の大きさや位置、学年やポジションなどを考慮して関節鏡による廓清術・膝からの骨軟骨移植術・肋骨からの肋軟骨移植術を行っております。

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図1
離断整骨軟骨炎
初期(透亮期) 透亮像(黒く根ける部分)あり
進行(分離期) 軟骨がはがれかけている
 
 
 

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図2
正常な超音波像(左)
離断整骨軟骨炎(右):軟骨の下にある骨の線が乱れている